生徒会の甘い罠

「あ、その…………、何て言うんですか?」


「何ていう?」


「あ、その…………、教頭先生、お客さんですよ」


赤城君がそう言ったので振り向いて見ると、革靴が見えたが…………。


「誰だったかーー」


もう一度振り向くと、笹尾先生が手を洗っていた。


マジックにでも引っかかったか?


「笹尾先生もさっきここで会いましたよね」


「え?そうですねえ…………今日はやけに緊張してるんですかね。赤城君もそうでしょ?」


「みたいですね」


何とも言えない変な空気がワシらを包み込む。


ますますトイレが近くなるような雰囲気だ。