生徒会の甘い罠

俺に言ってないのには間違いない。


間違いないんだ!!


間違いないはずなのに、自然と見てはいけない方向に。


チラ見程度に済んでよかった。


「大丈夫ですよ。もう気にしすぎですよ」


「大丈夫じゃねーよ。どこで誰が見てるか」


「でも、あいつは俺らが手を出すまでもなく勝手にーー」


「その話はするな。俺も栄養補給するから帰るぞ」


コンビニから離れていくが、声だけはやたら大きくて全部耳に入りました。


白昼堂々きな臭い話を耳にして今度は精神が風邪をひきそうだ。


しかしブルーな気持ちを抱えたまま帰りたくない。


そんな時のためのお隣の犬だ。


俺の気持ちを察してくれたのか、今度は舌出してしっぽふってる。


俺はまだ見捨てられてなかった!!


身体が元に戻ったら一日散歩に付き合うぞ。