星を持つ少女と吸血鬼と狼男

それに人の世の中に吸血鬼の存在が知れ渡ってしまうのは

非常にまずい、だって現代の吸血鬼の数がこんなに

少ないのは人間が昔吸血鬼を「自分達と違う」って理由で

大量に虐殺したから。だから子孫を残すためには

本当に愛し合った人間か昔から親交の深い

私の家みたいな家の秘密を守れる人間とじゃないと

いけない、秘密を守るためにその女を

殺さなくちゃいけなくなるから

星夜曰く、殺しから吸血鬼の存在が

バレる確率が高いらしい

そこで私は代々の星白家の娘と同様 贄 として

星夜のもとへ嫁ぐのだ

 贄 と言うのは吸血鬼に一生血を捧げ続ける

娘のことだ。こんなの奴隷と対して変わらない

12歳の誕生日から一生自分か、吸血鬼が死ぬまで

血を捧げるなんて...好きでもない男のもとへ嫁げ

だなんて本当に奴隷みたいだ。