慌てて出たから家の前のちょっとの溝に つまづいて転びそうになるけど、 どうにか持ち越す。 「ふぅ。」 視線を上げると桃色が1面に広がる。 「ママー!お花キレイだねー!」 「そうね。あ、走ると転ぶわよ!」 私がいる歩道の反対側を歩く親子。 私もあんなこと言いながら 走って転んだんだろうな~。 そんな事を思いながら学校への道を進んだ。