ー月夜sideー

陽瑠が死んだ。

なんで。なんでだよ。

せっかく決心したのに。
なにがあったって陽瑠を支えるって。

いつか一緒に見た花火のように儚く美しい
陽瑠。

俺は陽瑠の頭を撫でた。

すると枕の下に何かがあった。

手紙?それには
綺麗な字で《月夜へ》と書いてあった。

おそるおそる手紙を開けた。