いつもクールで冷ややかで

こいつは、あの女の事となると、こんなに動揺するのか…?と、初めてリンのそんな姿を目の当たりにした気がした…

リン『さくっと食べられていたらーーーどうしましょう!?』
夜鬼「だから、、、俺には、、、わかんだよ。。。あいつは、間違いなくこのすぐ近くにいるってなーーー安心しろ」

婚約したからなのか…、不思議と繋がりのようなものを感じるーーー

リン『…そ、そうは言いましても…』


サク【おーぃ!リン様ぁぁぁ!!あれ?あれーーーー!?よ、夜鬼さま!!!???お目覚めになられたんですか????】

呑気に上空を、梅を抱えてプカプカ浮遊してくるちっこい影が1つーーー

ーーー。。。

地面に着地した瞬間

リン『さ、サクーーー!!もし塔子様に!何かあったら!わかっていますよね!?って、私、出発前、何度も!何度も!何度も!!言いましたよね!?』

食ってかかりそうなコイツも、新鮮だなーーー

サク【あれ?そんな事言ってましたっけ???僕のお陰で、現状を掴めてるんですよ!!感謝されても、文句言われる筋合いありませんよー(´∀`)】
全身汚れて...チビはチビなりに、色々苦労したんだろうな...

リン『...アァ?(′Д`)!?』


サクの究極可愛いポーズを取ってしても、、、リンの怒りは静まらないらしい
地獄のそこからでも発せられたかの様な声で唸ってるーーー
梅《ついさっき、あの湖の近くで、火竜が居たと情報が入ったんです!!もしかしたら、、、…塔子様も…そこに...おられるかも》
おそらくそうだろうな、、、気配が2つ、被ってやがる


梅も泣きはらしたのか瞼が腫れて真っ赤だ...


これは、早いとこ、あいつを見つけねーと

たく、何か嫌な胸騒ぎがしてきたぜーーー