リン『それは、こちらが伺いたい位ですーーーですが、貴女様と似た様なお力を持ったお方を私は知っております

そのお方は、伝説の女神様でーーー

彼女には確か異名がありましてーーー

常世の花嫁様ーーーと呼ばれておりました。。。大昔のおとぎ話の様な物です。。。今となれば実在していたかどうかも怪しいですが』

常世の、、、花嫁様ーーーか。。。

リン『とにかく、そのお力があれば、夜鬼様の力の暴走を貴女様が、止める事が出来る筈』

塔子「私にーーーそんな凄い事、、、本当に、出来るのかな?」


リン『あの大蛙が持っていた、塔子様の力の一部、あれは、妖を言霊で制御、服従させる力。。。』
塔子「だけど、私がやめてって言っても、夜鬼は従わなかったわよ...」
チラッと夜鬼に目をやったーーー


夜鬼『それは、お前が不十分でーーー力を使いこなせてねーんだよ』
塔子「力の制御出来ないアンタが言うか!?」


夜鬼『おそらく、あの蛙と契約をなされた塔子様は極限状態の中で、自ら持ち合わせていた制御の力を無意識に讓渡してしまっていたのでしょう。。。


塔子様はご存知ないと思いますが、、、妖の中では、お互いの大切な物の交換を男女の間で交わせば、それは婚約した事になりますからーーー』


塔子「あぁ、私、それで、婚約した事になってたのね!!」

リン『長い説明になりましたが、、、ここで、塔子様に自ら、選んで頂きたいのですーーー』

リンさんが改めて真剣な表情になるーーー


リン『先に行われる、四国の祭典で、一番に力を示せた神には、主祭神、大国主様より、何でも1つ、お願いを聞いて貰える、褒美が与えられるのですーーー』