塔子「あ、肝心のそれ!!聞くの忘れそうになってた…結婚って、何でなの?」

ギロりとリンは夜鬼を睨みつけるも、等の本人は、黙々と酒に手をやっているがーーーそろそろ出来上がるんじゃないかと思う位、飲んでる。

リン『塔子様のお体をお守りし、現世にお返しする為…』


塔子「え…、本当に…?私…帰れるの…?」

自然と笑みが溢れる

リン『と言うのは、聞こえが良いですが、、、この国は少々…現在、問題を抱えておりまして。。。そのお力になっていただければとーーー』


塔子「な、何?私、帰れるなら、何でもする!?」


夜鬼『何でもするとか、、、女が簡単に言うんじゃねーよアホが』

塔子「あ、またアホって言った」
ムッとほっぺを膨らませてみた。。。
飲んだくれが、急にカッコつけたって説得力ないんだから…


リン『常世には、我が夜鬼様が治める鬼の国、
そして天狗の国、
狐の国、
蛇の国、
があります、それぞれの国には当主様が居られたのですが、訳が合って、つい先日全ての国で当主の世代交代が行われる事になり、、、
新たな当主達で、顔合わせも兼ね、そして、それぞれが自らの力で国をきちんと統治できるかを示す、祭りが開催される事になっておりまして。。。そこで力を示せなければ...当主の資格を剥奪されてしまいます。。。



現段階で、夜鬼様は、その祭りに参加が出来ない状態なのです...』