意地悪そうに鼻で笑う夜鬼ーーー

さっきの作り物みたいな笑顔はどうした!?

塔子「じゃあ、どうしろって言うの!?てゆーか、何で、帰してくれないのよ!?
花嫁とか意味わかんないし!?
いきなり、ほっぺにキスとかされるし!!!
私、やっぱり、何かの事件とかに巻き込まれちゃったのねっ!?」

イライラがピークで、やけにトークに力が入る

普段はーーー温厚なのにーーー何だかペースくるうなーーー

夜鬼『何で、何で?って、お前は、5歳のガキかよ!?ほっぺにキスしたくらいでギャーギャーと、処女でもあるまいし!』

塔子「ーーー。。。」コイツ、サラッと何て事を言うの!?
夜鬼『え?まじ?あ、だからか、へー』
何なのよ、、、処女だったら何か悪いのか!?だから何よ!?
塔子「アンタに関係ないでしょ!!!それより、ちゃんと説明しなさいよ!!!」

ほんと、イラつく...!!むくっと私はほっぺを膨らました。。。

夜鬼『まぁ、帰れない理由くらいは教えてやってもいいけど』

ーーーやってもいい!?何様だコイツ!?

夜鬼『そうだな、人に何か尋ねる時は、教えて下さい、お願いしますm(_ _)mだろ?』

ーーーてゆーか!?何、この上から目線!?


何が(だろ?)よ!?無駄にキメ顔が腹立つわ!!!

塔子「お、教えて下さい、おね、、、、しあっす」

腹立つから、めっちゃちっちゃい声で濁してやった

夜鬼『あぁ?何て~?聞こえねーなぁ?さぁ、放り出すか!こっから出たら命の保証は出来ねーけど』
ーーー!?
そう言って、戸を開けようとする時のコイツの嬉しそうな顔っ!!
確かに、さっきの妖達、私を消すとか言ってたし...
塔子「もぉ!!教えてください!お願いします!!」

凄いハッキリと言った、言ってやった。。。悔しいけど。。。

夜鬼『あ、あと夜鬼様つけろ!』

ちっくしょ~(つд⊂)

塔子「はい、夜鬼様!!これでいいでしょ」

夜鬼『よく出来ました。。。』

よしよし、と、彼は私の頭を撫でる

ーーー?

どういう訳か、気持ちいい?なんで?