力っ強!!
離れようと、結構力んでるのに、全く、ピクリとも動かない!!!

夜鬼『ーーーじっとしてろ』
耳元で聞こえるか、聞こえないか程度で囁く夜鬼
塔子「へ?」
夜鬼『ーーーっま、こーいう事だから』

私の頬に軽くキスをして
まるで自分の物だと主張するかのように、ニッコリと笑う彼ーーー
塔子「...!?」
何コイツ、今、なんの躊躇いもなかった、、、口狙われてたら、多分あっさり、私のファーストキスは奪われていただろうーーー。。。
赤面で硬直する私ーーー

一同『主様が、、、まさか、、、本気、、、?』


目の前で完璧の笑みで笑っているコイツ、、、だけど、、、なんだろう?
何か、作り物みたいに見える笑顔だなって思ったーーー

夜鬼『意義のある者は、俺に、直接、名乗り出ろ!!
だが、勝手をしたら、分かっているだろうな?お前達?』


強引に、私の手を引いてその場を後にした

ーーー

場所を移してーーー早足で高速、移動中ーーー

夜鬼は早足、私はーーー?走っているーーー!!

私だって、女の子の中では、結構な高身長なのに。。。
足が短いという事なの!?いや、コイツが長いのか、、、
塔子「ちょっと!今の何よ!!!勝手にあんな事!!!」


夜鬼『うっせ、今は逃げる、そんだけ』
塔子「ーーーは?何で逃げなきゃならないのよ!?」

その時、
イタッ(°д०॥)✷✸!?
塔子「あのーーー、つ、爪!爪が!痛いっ」

凄い勢いで引っ張られ、めりめりと夜鬼の長爪がめり込んでいる、男のくせに爪何か伸ばしちゃって...何のつもりよ...

夜鬼『...。。。』


顔色1つ変えない。。。だけど、心無しか楽しそう?なのか?目が輝いているーーー

廊下のまた長い事、長い事、、、一体いつまで続くのやらーーー?

塔子「あぁ!!…もう、いい加減にしてっ!!……。い、痛いってさっきから、言ってるのにっ!!!」