『クスクス...』

一瞬、私を見て笑ったーーー
そんな気がした。

夜鬼『濡れ女か?』
リン『ええ。念の為にと』

念の為?何の事だろうか、、、

サク『これより先は、決して窓を開けてはなりませんよっ!塔子様!!』
塔子「…何で?」

サク『この車は神の御加護で護られていますので、、、窓の外を見て下さい。あれを見ればその意味が分かります!』

サクが示した先、、、大きなゲート状のリング
轟々と渦巻いて中央にあらゆるモノを吸い込んでいる

塔子「も、もしかして…!あれに入るの!」

サク『そうです!あれは輪廻の輪!あそこに魂が入れば、どんな者でも転生させられるのであります!』
凄いドヤ顔で、話すサク、ワクワク感最高潮の子供っぽさが滲み出ているーーー


塔子「どんなアトラクションより怖そう(><)」
梅『私もここより先には行った事がありません(><)』
梅ちゃんと私はギュッと手を握りあったーーー

リン『サクもあちらに行くのは初めてですよね( ´ ` )?おや…?女性を怖がらせてーーーこれは、、、減給モノですね』

サクはブルっと私にしがみつく

サク『リン様の意地悪!ハゲ!』
リン『ハゲてはいませんよー。はい、5円減給。』
サク『ひー!鬼( ›_‹ )…!?』

ーーー三人でしがみ付き、渦の目の前で息を飲む、、、

ーーー?