大体用意が詰めたところで、夜鬼は後ろからフワッと私を抱きしめるーーー
いい匂い

夜鬼『でも、本当ならその1ヶ月も離れ離れになる筈だったから、、、ある意味良かった。

イレギュラーだよな…お前っていっつもさ…
感情で生きてるってゆうか、、、俺、そういうとこ、結構好きだよ』
塔子「...そうかな、何で?」
夜鬼『型にハマってないからおもしれーじゃん。俺だったら何やっても絶対波風立たないから。。。
つまらんのよ』
塔子「夜鬼は何でもこなす完璧主義だからね…
はい。今後迷惑にならないように、努力します!」

夜鬼『1ヶ月ーーーそれを過ぎたら、3ヶ月間はお前に逢えないのは変わんねーけどさ。。。
4ヶ月逢えなかったんだから今回のは、いい誤算だったよ』

唇に触れる程度のキスを夜鬼がする
何だか、ここに来た頃を思えば嘘みたいな展開だな

塔子「…。。。

…リンさんは、婚約パーティーと違って、結婚式は、肉体的疲労は殆どないって言ってたよ…」
羽交い締めにされるけど、私を見つめる瞳は少し、揺れて見える

夜鬼『でも、逢えないのは…多分寂しいと思う

…俺は、それが1番辛いよ…』

夜鬼は冷静に全体をいつも見ているーーーだけど、実は子供ぽくって、甘えん坊で、、、知れば知る程、私があった事のないタイプ…ミステリアスというか掴み所がないんだ