むくれてるーーー何でだろう?

塔子「私、何かにこんなに必死になった事って、今まで本当になかったんだ、、、無気力って訳じゃないんだけど、根気も根性もなかったから。。。
でもね、自分の為じゃなくて、、、夜鬼の為だって、思ったら、、、何か、頑張れた、へへへっ」

照れて笑ったら、夜鬼は、ほんの少し頬を染めた

夜鬼『俺の為...だったの?』

夜鬼は中腰で、私の目線に合わせてくれるーーー

突き刺さるように私の目を真っ直ぐ見つめすぎて
...( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )
それは、私を捉えて逃がさないーーー

塔子「...うん」

夜鬼『ここも、治してやるよ』
強く瞼を閉じる私ーーー
ペロリと夜鬼は私の頬の傷痕を優しく舐めたーーー

塔子「!?」
今、一瞬、キスされるかと思った(///>_<///)
夜鬼『この傷ーーー本当は、ずっと治してやりたかったんだ』

からっと、悪戯そうに笑った顔が、愛おしくて、堪らなくてーーー

塔子「ーーー私、夜鬼を好きになったみたい」

その場の勢いで、、、告白してしまったーーー

目の前の彼の瞳は、いつも以上に大きく、キラキラしていて、、、ちょっと驚いたみたいだったーーー

塔子「私が、その、勝手に思って、勝手に言っちゃっただけだから、、、」