サクッと一口、自分の口に放り込む

夜鬼『美味い!』

甘い、アイツの、味がするーーー

食い物を、美味いと感じたのは、いつぶりだろうかーーー

そうか、塔子が俺の為に、作って、わざわざ持ってきてくれたのかーーー

何つーか、、、

あの時のアイツの今にも泣きだしそーな顔ときたら

何か...めちゃくちゃ面白くて、、、

無性にもっと虐めて、泣いた顔も見たくなったってゆーかーーー

俺はーーー悪くないーーー

簡単な言い付けも守れない、、、アイツが悪い!
今回だって、死にかけたんだぞ...!

夜鬼『あ、もーなくなっちまった...』

手元の袋は、空っぽになってたーーー

でも、ちょっと、言い過ぎたーーーかな?

まぁ、謝ってきたら、許してやるか...