後ろを俺は、振り向けなかったーーーだが、かろうじて、塔子の顔は見える、、、

咄嗟に強く怒鳴って、アイツは怯えて、飛び出して行ったが、、、

ーーー結界を破って入って来た?だと?どう言う事だーーー?

昨日の今日で忠告を破ったアイツに腹が立たない訳ではないが、、、俺は、結界があるから大丈夫だと、勝手にタカをくくっていたーーー

本当に、成功して良かった。。。もし、失敗してたらと考えたら、ゾッとするーーー

俺の事はともかく、アイツを失っていたかもしれないーーー


運が良かったといえばそうだが、一瞬、何かが俺の味方をした様な、そんな感覚があった

そして、何より、、、悍ましいあの鬼の姿を塔子に見られなくてーーー本当に良かった

ーーーあれ?俺は何を勝手に1人で、怖がって、安堵しているんだろうか???

高熱が出たアイツを見て、本当に弱々しいから。。。何故か、大切にしなくては...と、柄にもなく思ってしまったーーー
ーーー

夜鬼「...?なんだ(-ω-)これ?」
ふと、足元を見たら、丁寧にラッピングされた水色の物体が落っこちていた

そういや、塔子が、お礼がどーとか、言ってたな

リボンを解いて中を見れば、今まで見た事もない様な色んな形と色の、いい香りがするーーー食い物?

が入っていたーーー