なるほどね、、、兄弟が多いから、だからサクはお金の事になると、過剰に反応してたのかーーー

塔子『私にも、あっちに弟がいるんだ...
じゃあ、あと、ひと焼き位いでいいかな?多い目に作ってるから、大丈夫だよ!』

パタパタと、大きくフリフリする尻尾を見て元気が戻ったんだってすぐにわかった

可愛い...翔真君も、こんな風に喜んでくれてたなーーー

リン『はぁ、私、、、里帰りで強いダメージを負いましたので、、、少し部屋で休息を...』
噂の怖いお姉さんの影響なのかな?


リンさんはいつも以上に疲れが溜まっているらしく、

私の詰めたクッキーを受け取ると、干からびた笑顔を私に向け、そそくさと部屋に戻っていった

ーーーサクは、クッキーが入った7個の袋を持って目を輝かせているーーー

塔子「焼き立てでとっても美味しいんだからっ!すぐに持って行ってあげて、ね?」
サク『...でも、塔子様が?』
塔子「大丈夫だよ、ちょっとはここにも慣れたし...部屋までちゃんと戻れるから」


尻尾は全開MAXで、サクは飛び出して行ったーーー

ーーー。。。

塔子「さてと、、、」
久しぶりに、1人になったなーーー

ここの所、私の傍にはいつもサクか梅ちゃんが居たからーーー賑やかで。。。

私はこんなだから、あっちの世界では

迷惑掛けない様に、いつも1人だったーーー