塔子『情けないなぁ...ほんと。。。』


サク『塔子様は、もっと、誰かを頼っていいと思いますよ!!僕だって、もっと甘えられたいですっ!!』

少し必死なサクが、、、何だか可愛い。。。

塔子『誰か…か。。。

私、頼ったり、甘えたりするのに、いつも躊躇しちゃうんだ...

何でだろう…?癖になってるのかも…』


甘えるーーーかーーー?

お母さん、お父さん、翔馬くん、、、今まで甘えた事…なかったかも…

多分、本当の自分って、ワガママでめんどくさいって、自分が一番良く知ってるから

嫌われるんじゃないかって思っちゃうんだよね…

暫く、サクと話してたら、また少し眠気が襲ってきたーーー

ーーー。。。


『...どうだ?』
サク『シーっ!ですよ!塔子様、眠ったばかり何ですから!!』

小さな声で、サクが誰かと話してる

その誰かは、私の元まで来ると、、、コツンと、缶ずめをテーブルに置いた

梅ちゃん...かな?

塔子『!?』
『ーーー!?』

そっと目を開けてみると、そこには、驚いた顔の夜鬼の姿ーーー
夜鬼『っ!?』

慌てて、私を置いて去ろうとする夜鬼の着物の裾を思わず強く握っていたーーー

塔子『待って!?夜鬼!?』

夜鬼『…なんだよ?寝てろ、、、人間は、熱が出たら寝るんだろ?』