「あ、あ、うん!」


友達。友達。


そう心で繰り返して私は笑みを浮かべた。


上履きを靴箱に戻す。


そして、つま先をトントン、として、

靴を履いた。



「それじゃあ、行こうか。」

中野くんはそう言って、少し歩く。


カチ、カチ、。

時計の針は、4時をさしていた。


「うん!」、と私もついていった。




運動場にでると、

サッカー部から、陸上部まで、いろんな部活が活動していた。


私も入れば、よかったかなー。

とか思いながら、飛び交うボールを横目に歩く。