そんなある日。

3年生に、

美少女転校生がきた、なんて噂がながれた。


私達は2年生だから、一つ上の先輩。

またまた、

美少女転校生なんて、


漫画みたいな話だなあ。


そんなことを思いながら、

「転校生みにいきたい!」

って、うるさいイツメンに、
(あ。ユノはゆってない。笑)

めんどくさいながらについて行った。



3年B組。


3年生のところへ来たのははじめてだった。


でも、チラホラ、転校生をみにくる2年生がいた。

やっぱり、ほんとなのかなあ。


私も、チラリっと教室をのぞいた。


「ねぇ、いないよー!」

リナは、なんなのよデマ?、なんて言いながら、廊下を見渡す。


デマ?

でも、まぁ、私には関係ない。


私達は、転校生がいないことを確認すると、3年生の廊下を歩いて、下の階の2年生のところへ帰ろうとした。


「はぁ……」

私とユノは付き合わされただけかよ。

お礼も、謝罪もないんだね。

別に求めてない、、

って、こんなこと考える私、やだ!


いろんなことを考え、下を向いて歩いてた、ら。


ドン……っ

「わっ」

人にぶつかってしまいました。