「おい、まてよ、、」

ガシッ

掴まれた腕がキシキシと音を立てている。
「お前がいなくなる生活なんて考えられない
。俺と結婚しよう。」

うそっ、そんなこと言うはずがないじゃない
だって、だって……


「離してよ!どうせ私のこと見捨てるつもりだったんでしょっ!もういいからほっといて!」

そうすると私の目から涙が溢れてきた。

悔しくて、別れてやると何度も思ってたのに。

いざ、別れ話を言おうとしてもそんなこと言える訳が無くて……



「もぉーやだよ、離してっ離して、」

あぁー私こんなつもりじゃなかったのに、
もっと彼の腕の中でずっと笑っていたかったのに、




「もぉーやめっ、、、」