子犬先生は腹黒系

『 __で? 俺がなんだって? 』

私 、高坂寧々は今とても

まずい状況に陥ってます 。

壁に追いやられて 、隣を見れば

先生の細い腕 。

そう 。私は先生に

壁ドン(正確に言えばもどき)をされています

遡ること数十分前 。


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「えっ … と 、それで頼みたいことってなんですか? 」

私は先生に呼ばれて

理科準備室に居ました

『これ 、まとめるの手伝ってくれない? 』

目の前にあるのは山積みの資料やら何やら

「 ? これって … 」

目の前にある山積みの資料は

どう見ても生徒会でつかわれてるものだった 。

『 そう 見て分かるとおり雑用だ 』

えっ これ全部??
てか 、先生口調変わってません …?

『お前 今口調変わってるとか思ったろ?』

「 … 」

『図星か 』

いやだって!!!!

私の目の前にいる人は

皆の大好きな先生の面影すらない

言うならば只の悪魔だ 。

『俺だってな 、朝から夕方までにこにこしてりゃあ疲れんだよ 』

… !? この人今なんて言った …!?

『そんな驚かなくてもいいだろ 皆の大好きな先生は作りモンだったって話だよ 』

「 … 最低 」

『あ? 」

やばっ … 声に出てた …