そして気付いた。

あぁ、先生の事が好きなんだ 、と

『 … ごめんね 先生の立場なら話したくない』

「え …? 」

『 っ、もう暗くなるし今日は帰るねっ、
また、明日先生っ 、』

「 おい っ 、!」

先生にそう告げて

流れそうになる涙を堪えて

必死に玄関までの道のりを歩いた 。

こんなに玄関までの道のりを長く感じたのは

初めてじゃないかな 、ってぐらい 。

やっと玄関について外に出ると ────