─寧々は俺のこと嫌いになったの?─

─嫌っ ─

─ なんで嫌がるんだよっ …!!! ──

『 嫌っ !!!!! 』

ガタッ …

そうカーテンの向こうで物音がした

『 雄大 … ? 』

そう言った瞬間に聞こえた舌打ち

「 長谷じゃなくて悪かったな 」

カーテンの向こうから聞こえた声は

落ち着く低音の声だった 。

『西園寺 先生 … ? 』

「 お前が授業出ないなんて
無いから探しに来たら
長谷が保健室で寝てるって
教えてくれたんだよ 。」

そういえば

先生に何も言わず来たんだっけ …

『 すいませ ─「 いつからだ 。」

へっ … ??

「 いつから体調悪かったんだ? 」

『 あ 、えっ 、と 朝くらいから です 』

゛ はぁー っ ゛ と聞こえた溜息

その瞬間カーテンが開けられて

私は先生に抱きしめられていた 。