「それは俺には判断できない。ただの風邪や貧血とは訳が違う。咲雪がよく考えて悠聖に話すか話さないか決めるんだ。入院するまでには決めた方がいいだろうな。
とりあえず、俺は悠聖にはこの件ではノーコメントを通すから」
「わかった……」
「…………」
白血病だということを悠聖に打ち明けるか、それとも隠し通すかということであたしは迷っていた。
あたしの気持ちとしては、悠聖に対して隠し事なんてしたくない。
だけど、お兄ちゃんが示唆したとおり、このことは軽々しく話してもいい内容でもない。
もしも、あたしが悠聖に自分の病気のことを打ち明けたらどうなるだろう?
と、自問してみた。
悠聖は優しいから、きっとすごく悲しむだろう。
あたしは悠聖を苦しませたくない。
だけど、あたしは今、悠聖に支えになってもらいたい。
しかし、あたしがもしも死んでしまったらどうなるだろう……。


