あたしが昨日の今日でここまで立ち直れたのには、もちろん家族の助けもあるけど。
茉優の励ましの効果が大きいと思う。
だけど、今にして思えばずいぶんと軽率な行動だった。
茉優に話してしまったことで、茉優が全く負う必要のない苦しみを彼女に背負わせてしまった。
今日の茉優の態度はいつものそれと変わらないけど。
それも、彼女が努力してそうしてくれているのは明白で、あたしは茉優に対して本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。
「ごめんね、茉優。気ぃ遣わせちゃって」
「何言ってるのさ。でも咲雪、学校に出てきて大丈夫なの?どこか痛くない?」
心配そうにあたしの顔を覗きこんでくる茉優を安心させるように、あたしは笑って見せた。


