未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


苦笑する圭祐。

そして、何か言おうとして口を開きかけたが、思い直したらしく結局こう言った。


「……俺が便所の100Wってひどくない?」


「いい例えだろ?
それはそうと、圭祐、お前本当に大丈夫か?」


圭祐はなんとか笑顔を作る。



「本当に大丈夫だよ。心配させて悪かったな。

……ところで悠聖、お前放課後はどうする?暇だったらなんか旨いもんでも食いに行かないか?」


良かった。
どうやらいつもの圭祐に戻ったようだ。


俺は一瞬、「いいな」と答えそうになってハッと思い出す。



「悪りい。今日は駄目だ。また次の機会にしてくれるか?」


「咲雪か?」


「ああ、前から買い物に付き合うって約束してたんだ」


「そういやこの前そんなこと言ってたな」



圭祐はそう言った後、何かを決意したような表情で、親指と中指で眼鏡を押し上げた。



「……これは、いつか話そうって思ってた咲雪も知らない話なんだが、そろそろ悠聖に話す時かな」