未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


とにかく、彼女のおかげで3時45分の電車にぎりぎりで間に合った。


動き始めた電車の窓から、後ろに遠ざかって行く駅の姿を見ながら俺は大きくため息をつく。



一昨日、咲雪は貧血で倒れて、小さい頃から世話になっている診療所で診てもらった。


その時の血液検査の結果、ただの貧血ではなく厄介な病気の可能性があることがわかった。


それで、今日はより細かい検査をすることができる中央病院に母と一緒に朝から行っているのだ。


その結果が今日の4時頃に出るという事なので、その結果を聞くために俺も今中央病院に向かっている。





結局、俺が病院に着いたのは4時を2、3分まわってからで、玄関のところで母が待っていてくれていた。



「母さん、咲雪は?」


俺が尋ねると、母は顔を曇らせた。



「うん。……ちょっとねぇ。……今、点滴してるのよ。お父さんももう来てるし、先生がうちらだけにまず説明してくれるんだって」


そう言いながら母が先に立って院内に入って行く。