「は、早く、咲雪のところに行こうよ!」 茉優ちゃんにそう急かされて、ハッと我に返る。 「そうだ!戻ろう!急がないと咲雪が……」 俺はきびすを返して今出てきたばかりの駅に駆け戻った。 咲雪、死ぬなよ。 絶対に死ぬなよ! お前はまだ死ぬには早すぎるんだ‼ なんでもいいからとにかく生きろ‼ 俺は走りながら心の中で咲雪に向かって叫び続けていた。 .