未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


「わ、母さん、これすごいな。みんな載ってんじゃん」


「え?見せて見せて‼」

 
咲雪がベッドから降りてきそうな勢いでせがんできたので、俺はイラストをビニールの仕切りに押しつけて咲雪からよく見えるようにしてやった。



「わあ‼」

 
咲雪が歓声を上げる。



「このベッドにいるのはあたしよね。
あはは、なんか似てる気がする!バンダナの模様まで同じだ……」

 
はしゃいだようにそう言って、咲雪は抗癌剤の副作用で薄くなった髪を隠すために頭に被っているお気に入りの青のバンダナにそっと手を触れた。



「どれどれ?」

 
悠聖と央子が近づいてきたので、二人にも見えるようにしてやる。

 
一瞬の沈黙。



「すっげー‼そっくりじゃん」


「うわぁ‼さすがプロ!みんなすごく特徴をとらえてる」
 


悠聖と央子が口々に感嘆の声を上げた。