未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


それにしても、これはなんていう曲なんだろう。

結局最後までわからなかった。



「央子ネエ、今のなんて曲!?誰の曲?」
 

茉優がせがむように央子ネエに尋ねた。
茉優も知らなかったらしい。


すると、央子ネエとお兄ちゃんはなにやら意味ありげな表情で顔を見合わせた。



「……んー。なんていうかな。
そういう一般に出回ってる曲じゃなくて……」

 
そんなことを言うお兄ちゃんに、あたしはちょっとがっかりした。


それじゃあ買えないの?
CDショップに出てるなら欲しかったのに。



「リリースされてないなら、なんで圭祐が知ってるんだ?誰かのシークレットライブか?」
 

何気に核心をついてそうな悠聖の質問に、お兄ちゃんが吹き出した。



「違うよ。この曲を知ってるのはここにいる人間だけだよ」


「わからないの?」
 

央子ネエが悪戯っぽく笑いながら言う。



「……もしかして……」


茉優が気付いたらしい。