「何?」
頭を押さえてうつむいて、ため息まじりに言う母。
「白血病……の可能性もあるんだって」
俺も父も思わず息を呑んだ。
頭を思い切りぶん殴られたような衝撃が走る。
マジかよ!?
俺はその最悪の可能性を振り払うように頭をぶんぶんと振った。
「母さん、嘘だろ?」
「だから、その可能性を否定するために、明後日、中央病院に行くんじゃないの」
「だったら、俺も行く」
そう言うと、母が俺をキッと睨んだ。
「馬鹿なこと言わないで。圭祐が行ってどうするの?かえって話を大きくするだけじゃないの‼あくまで可能性なんだからね」
「二人とも、声が大きい」
俺と母は慌てて口をつぐむ。
「で、どうするんだよ?咲雪には話すのか?」
俺が小声で尋ねると、母は首を横に振った。


