未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


お兄ちゃんと央子ネエが同時にあたしの方を見て、悪戯が見つかった子供のような、バツの悪そうな笑いを浮かべる。



「だいぶ音量絞ったつもりだったけど起こしちゃったか」


「ごめんね。うるさかった?」
 

ベッドの上に起き上がろうとしたあたし。



「あ、おいっ無理すんな!ナースコールするから‼」
 

悠聖が慌ててあたしを制したが、あたしは彼に笑いかけて一人でベッドの上に起き上がった。


そして、唖然としている彼に誇らしげにVサインをしてみせる。



「あ、咲雪‼もう起きれるの!?」


「咲雪、一人で起きられるようになったんだ!」
 

茉優と央子ネエが口々に嬉しそうにそう言ってくれて、あたしはちょっと照れてしまった。



「えへへ……。最近、すごく体の調子が良いから、そろそろ一人でも起きれるかなーって思ってやってみたの」


「まったく、脅かすなよな。こっちは寿命が縮んだぞ」