「ん。でも、本当にそれだけかな?先生、もう何かわかってるんじゃないのかな……あたしが本当はすごく重い病気だって」
「それは……」
「圭祐も咲雪もそれぐらいにしとけ。そんな、可能性ばかり論じてても意味ないだろう?悩んでも解決しないことをいつまでも悩んでいても気が滅入るだけだ」
それまで黙って俺たちの会話を聞いていた父がしっかりした口調でそう言った。
確かにそうだ。
俺と咲雪は黙って頷くと、そこへ母が戻ってきた。
「咲雪、圭祐から聞いた?」
「うん。精密検査するんだって?」
「そう。ま、大したことはないだろうけど念のためね。
新嶋先生が向こうに連絡を入れてくれたから、明後日中央病院に行くからね。だから大事をとって明日と明後日まで学校は休むのよ」


