未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


央子ネエは、涙を指で払って、あたしの方に向き直った。



「だからね、悠聖君から相談を持ちかけられた時にすぐに気付いたの。

咲雪が、あの時の奈加子と同じなんだって。大切な人を悲しませない為に無理に別れようとしてるんだろうって。

でも、それじゃお互いに余計に苦しむことになるだけだってこともあたしは自分の経験からわかってたから、悠聖君を手伝って咲雪がどこにいるか探したの。

そんな、辛い経験をするのはあたしだけで十分。しないで済むならそんな経験はしないほうがいいからね。

だから、その時は確かに悠聖君とあたしを、咲雪と奈加子を重ねて考えてた。
だから、咲雪には奈加子のようになってほしくなかったからほっとけなかった。


でもね、咲雪と奈加子を重ねてたのは咲雪に会うまでよ。

咲雪に会ってからは、奈加子のことは関係無しに咲雪のために何かしたいって思うようになったの。

だって、咲雪も茉優もあたしのことを央子ネエって慕ってくれるし、あたしにとっても咲雪と茉優は本当の妹みたいに思えるんだもの。

だから、咲雪が奈加子に似てるとか似てないとかは今は関係ないの」