「……そうでしょうね。あたしだって、自分に咲雪と同じことが起きたらどれだけショックか想像も出来ないもの」
そう言いながら、央子ネエは本当に辛そうな表情を浮かべる。
「ねえ央子ネエ、今のあたしの髪はどう?おかしい?」
あたしの問いに央子ネエは首を横に振って、あたしを安心させる為に微かな笑顔を見せてくれた。
「大丈夫。今はまだ全然わからないよ」
よかった。それで一応は安心することが出来た。
だからといって問題が無くなったわけじゃない。
「でも、もしかしたら全部抜けちゃうってこともあるんだよね」
「…………」
あたしは、髪が薄くなった自分の顔を想像して情けなくなった。
自分の髪が薄くなったら、それを悠聖がどう思うかそれだけが気がかりだ。
「……悠聖、……どう思うかな?
あたしのこと、髪が無くなっても好きでいてくれるかな?」


