未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


咲雪が楽しそうに誰ともなしに呟く。


おそらく、答えなんか期待していないんだろう。
しかし、俺は思わず口に出してしまった。



「央子は、咲雪と初めて会う前から悠聖から咲雪の話を聞いて、自分の妹と咲雪がダブっちゃって咲雪に対して親しみを感じてたんだってさ」


言った瞬間後悔した。


う、やばい。今もしかしたら地雷踏んだかも。


それを聞いて咲雪が首をかしげる。



「央子ネエって妹がいるんだ……。
それで、その妹さんってそんなにあたしに似てるの?」


「さあ?俺は会ったことないからな。外見というより、境遇が似てたんだろうな」


「どういうこと?」


咲雪が怪訝な顔をして聞いてくる。
俺は、どう答えたらいいか少し考えをまとめてから言った。



「つまりだ、央子の妹も咲雪みたいに重い病気にかかったんだ。
その時、央子は妹の為に何もすることが出来なくて辛い思いをしたんだ。だから、咲雪の話を聞いたらほっとけなくなったんだよ」