未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


怒るだろうなーとは思ってたけど、また遠慮ない一撃をくれたもんだ。



「悠聖君!?ちょっと、何を……」


抗議しかけた央子を制して、悠聖は憤りを隠せない様子で言った。



「この大嘘つき。よくもまあ、あれだけの嘘を平気な顔ですらすらと言えるな」


「げほげほっ……わ、悪い」



俺が咳き込みながらも何とか悠聖に謝ると、悠聖はふっと口元を緩める。

悠聖は俺の前にしゃがみ、俺の目を見ながら言った。



「……圭祐、あまりにも水臭すぎるだろ、咲雪もお前も。そんなに俺は信用がないのか?」


「……違う。お前のことを信頼してるから、お前なら咲雪の病気のことを知っても逃げないで咲雪の苦しみを背負おうとするってわかってたから。

……咲雪は自分が死ぬかもしれないから、お前に病気のことを知らせないでおこうって決めたんだ。

死に別れより、生き別れの方がましだろうってな」