未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


そして、その時圭祐はわざと俺を挑発するような話し方をして、俺のほうから電話を切った。


あの時の圭祐の態度が俺と絶交するための演技だったとすると、俺はまんまと圭祐の思惑に乗ってしまったことになる。


その後は俺は圭祐と一言も会話を交わしていないのだから。




……ってことは。


「どうしたの?いきなり黙り込んじゃって」



考え込んでいた俺に央子が心配して声を掛けてくる。



「……いや、あのさ、この前圭祐が早退した時、学校に救急車が来たの覚えてる?」


「そういえば来たね」


「あの時運ばれたのがもしかしたら咲雪じゃないかって、今思いついたんだ。

あの時、圭祐に校内放送が掛かって、圭祐はじいさんの具合が悪いって言って早退したけど、咲雪が何か重い病気で圭祐もそれを知っていて、救急車が来たときに咲雪かもしれないって予測してて。

自分が呼び出し食らった時の言い訳としてじいさんのことを使おうって考えてたんだとしたら……」