未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。


「……ん。確かに。……咲雪は、別れることが二人にとって一番いいことだと思うって書いてる。
このメールの内容が本当だとしたら、咲雪が自分の可能性を求めて外国に行ったっていうのはなんかおかしいような気がする。

……でもさ、このメールが嘘ってこともあるだろ?」


俺がそう言うと央子も一応頷いた。



「そうかもしれない。もしそうだとしたら悠聖君が咲雪ちゃんから捨てられたっていう説明にもなるけど、それじゃかなり不自然な気もする。

相手を捨てていくんだったら、相手に嫌われるような内容のメールを普通だったら送るんじゃない?

そもそも圭祐君はさ、咲雪ちゃんが弟子入りした画家の名前とか咲雪ちゃんが行った国がどこだとか悠聖君に言ったの?」



そう言われてみれば、ある国のある画家としか圭祐は言わなかった。


まるで、昔々あるところに……で始まるあれだ。



「いや、俺にただ諦めろって言うだけで具体的なことは何も教えてくれなかった」