「圭祐が悪いんだよ。そのせいで大喧嘩したんだ。あいつの方から謝ってくるまで、俺はあいつとは口をきかないと決めたんだ」
央子が呆れたようにため息をつく。
「まるで子供の喧嘩ね」
「うるさいな、ほっといてくれよ。
第一、俺と圭祐の問題なんだから央子は関係ないだろ!好奇心でいちいち首突っ込むなよ」
俺がそう言った途端、央子の顔色が変わった。
彼女はムカッの三文字を露骨に背中に背負って俺を睨みつける。
「好奇心!?ふーん、あっそ。友達のことを心配するのがそんなにいけないことなの?
もういいよ、悠聖君って、そんな風な考え方をする人なんだ。じゃあ好きにしなよ!
一人でいつまでもいじけてれば!?じゃあね」
央子はそう言い捨てて俺に背を向ける。
俺はしまったと後悔したが、何故か央子を呼び止めることが出来ず。
央子はそのまま出て行ってしまった。


