__
_
凛が言った言葉のせいで授業の内容も頭に入ってこなかった。
「カナ?どーしたの?ぼーっとしすぎだから」
授業が終わり、放課後になるとあたしの席に来て言った奈緒。
『うん...ちょっと』
「何があったのか知らないけど、何かあったらいいなよ?」
この、奈緒の優しさにじーんとくる。
『うん...ありがとうね、奈緒。』
「いいえ!」
「カーナーっ」
あたしを呼ぶ、凛。
『...どーしたの...』
「どーしたのじゃないよぉ!校内案内してくれるんでしょぉ?」
そういって、口に手を当てにっこり笑った凛。
『あ...そうだったね...まってね、今用意するから』
素早く教科書をカバンに詰めた。
『凛、いこっか...』
ケータイを触っていた凛に声をかけた。
「おっけ」
そういって、パチっとウインクをした。

