_キーンコーンカーンコーン

チャイムがなりそれと同時に担任が入ってきた。

「今日からこのクラスの一員となるやつだ!はいってこい!」


そう、担任がいうと、ドアから入ってきた女の子。


『...凛?』


ぼそっと呟いたあたし


「清水 凛(しみずりん)です!よろしくお願いします!」


クラスの男子はその女の子に釘付け。


女子が来たらいつも警戒心を持ってる女子も今は違う。


女子も男子もみーんな、その女の子に釘付けだった。



なんで凛がここに?


「じゃあ、清水の席は...「え?もしかしてカナ?」...」


先生の声にかぶっていってきた。


『凛...。』


やっぱり。

あの凛だ。


「久しぶりだね?カナ!」


そういって、愛嬌のある笑顔をあたしに向けた。


『凛どうしてここに?』

「んー?普通に」


普通ってなによ...


「なんだ、清水と遠山は、知り合いか?」


先生ちょっとうるさいって...


「はい!カナとは、長い付き合いなんです!」


「それなら、話は早い!遠山、放課後校舎を案内してやれ」


『え?なんであたし...まぁいいけど...』


めんどくさい...


優人と帰る約束してたのに。

「やった!ありがとね?カナ」


「改めて清水のせきは、遠山の横の席な!」


そういった所でタイミングよくチャイムがなり、朝の会が終わった。