「カーナー」


あたしを呼びながら近寄ってくる奈緒。


『んふふ、どーしたの?』


「ニヤけちゃって〜。何かいいことでもあった?あ、クリスマス一緒に過ごすとか?」


さすが、奈緒。

勘が鋭い



『うん、そうなんだぁ』


照れくさくて少し顔が赤らむのがわかった



「そっかぁ!楽しみなよね」


『ありがと!奈緒は?彼氏のえーーーっと、、、名前なんだっけ』


名前をド忘れしたあたし。



「あー、恭介?」


『そうそう!恭介くん!クリスマス一緒に過ごさないの?』


「あんなやつ、知らなーい。なんにも言ってこないし...。他の女とでも過ごすんじゃないの?」


なんか少し怒って拗ねているような奈緒。


『誘われてないの?!』


「うん。」


......恭介くん...



いっぱつ、一肌脱ぎますかぁ!!