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「カナ...」


何ヶ月だろうか。


何度呼んでも目を覚まさないカナ。


「カナ...お願いだ...」


カナの片手を握りしめた。

なぜだろうか。涙が止まらない


『...っ』


「カナ?!」


『ゆ...うと?』


「カナ!!」


こんなことあるのか?!


「いま、ナースコール押すな!」


『ゆ...うと、』


そう、弱々しく言うといつものカナの笑顔で俺を見て笑った。


「っ...お前1ヶ月も眠ってたんだぞ...」


『そんなに...、優人、泣かないでよ...』


「なっ泣いてねぇよ...!これは汗だ!」


溢れ出てくる大粒の涙たち。