明日、恋という名の魔法にかかる


「今日も夫婦喧嘩おつかれさま。」


お昼のランチタイム。


永茉ちゃんと教室で机をくっつけて、お弁当を


食べようとした時、永茉ちゃんにそう言われた


「っ......ぶっ!ゲホゲホっ」


わたしは、飲んでいたいちごミルクを吹き出し


てしまった。


「うっわ、空乃...そんなに変な事言った?」


わたしは、ティシュで口元を拭くと、首を横に


振った。


「だよね...?」


永茉ちゃんはお弁当に入っていた黄色いたまご


焼きを口に運んだ。


「もーらい」


わたしもお弁当を食べようと、箸を持って


いただきますと言うと、蓮がわたしの机の上に


のった、いちごミルクのパックをとりあげた。


「あー!れんこん!返せーっ!」


わたしは、いちごミルクが上にあがっていくの


を見届けた。


「返すもんか!全部飲んでやるよ、タダで。」


蓮はそう言い、残っていたいちごミルクを飲み


ほした。


あー!!!!!!


わたしのいちごミルク...


の前に!


間接キスじゃないですか!?今の!


一瞬の出来事に頭がパニックになっていると、


翔くんが蓮をバカにした。


「あっれー?れんれん、顔、赤いよ」


翔くんは何度も違う角度から蓮の顔を見る。


「うるせぇ。翔。」


蓮は、顔を隠してたみたいだけど...


なんで顔赤いんだろ?


「鈍感ちゃんはわかってないみたいだよ。翔」


え、永茉ちゃんまで!


みんなどうしちゃったの!?


「こっちも鈍感くんがいるよ、ひとりね」


翔くんは、そう言いながらクリームパンを頬ば


った。