明日、恋という名の魔法にかかる


目をつぶりながら引いた番号は...


なんと、8番。


やった!


心の中でガッツポーズをしながら、るんるんで


元の席へ戻る。


あ、永茉ちゃんにどこの席か聞くの忘れてた...


ごめんね、永茉ちゃん。


荷物を持ち、8番の席へ移動する。


蓮は隣にいるわたしを見たとたん、うえっとい


う顔をした。


「うえっ、お前かよ。もっとかわいい女子がよかった...」


「はぁっ!?わたしだってもっとかっこいい男の子がよかったわー」


わたしもうんざりという顔をする。


窓側だし、ラッキー♪


今日、ついてるかも〜!


「お前...!あとで覚えとろよ?楽しい俺との話が待ってるから。」


蓮はもう何も聞かないというように、イヤホン


をつけてしまった。


「おい、お前ら、夫婦喧嘩は家でやれ!」


せ、先生まで!


中島先生の大きな声は、大音量で聞いている


イヤホンよりも勝って、蓮はイヤホンを外すと


「「夫婦喧嘩じゃない!」」


わたしたちの声は、ぴったり揃った。


「お前、真似すんなよ!」


「蓮こそ!」


わたしたちは、また喧嘩。


「翔、頼む。」