一発逆転

朝になって目を開けると3㎝以内にあるアーセナルの顔。


アーセナルからふわふわ柚子の香りが私の嗅覚を刺激する。


また きゅー って締め付けられた。


昨日は緊張しすぎて気づかなかったアーセナルの香りに思わずニヤけてしまう。


久しぶりに自分以外の体温を感じて安心してあのまま眠った。


よく寝れたな、私。
すごいわ。


アーセナル、帰らなくていいのかな?


少し不安になって声をかける。


「アーセナル、起きて。
もう朝だよ。帰らなくていいの?」


「んん…」


少し掠れた声を響かせながらまた布団に潜り込んだ。


…リョウそっくりだな、おい。
兄弟かよ。