一発逆転

あれからどれだけ泣いただろう。


アーセナルは私が泣き止むまでずっと抱き締めててくれた。


「落ち着いたか?」


優しい眼差しが私に向けられた。


「うん。ごめんね」


「謝る事ないだろ?」


「いや、でも服に染みが…」


アーセナルの服の染みにそっと触れた。


あーあ、濡れちゃった。


「こんなん気にすんな。」


なんてでっかい心なんだろう。


お父さん、お母さん。私、とっても素敵な人を好きになったみたい。