一発逆転

「そんじゃあ、俺 帰るわ」


「あ、はい…」


そっかもう暗いし帰るよね…
もう少し話してたかったな


「何だよそんな寂しそうな顔すんなよ
帰りづらいわっ」


えっ、私そんな顔してた⁈


慌てて自分の顔を手で隠した。


そっと伸びるアーセナルの右手。


わ、わ、わ、触られる⁈


ぎゅっと眼を瞑る。


数秒たっても私の頭に降りてこないアーセナルの右手。


ぱちっと眼を開けるとアーセナルの右手はリョウの頭の上にあった。


…はは、ですよね〜


「アーセナル、また一緒に遊んでくれる?」


「おう!アンナ姉ちゃんの言う事ちゃんと聞けてたらな!」


そう言うとリョウは嬉しそうにして


「あいっ!言う事聞く!」


「よーし、それでこそ男だ!」