宛名のないラブレターをキミに

「これ…」




直感でキタ、と感じた。


これは花言葉をテーマとした小説みたいだ。
花言葉はあまり知らないのだが、花が好きな私は思わず惹かれた。


早く読もう!と意気揚々として本を手に取る





その瞬間――。






ひらり



「…ん?」




私の足元にまるで花びらのように




「これ…なんだろ?」





落ちてきた1枚の…



「手紙…?」